「RFC違反」ってご存知でしょうか?
RFCとは
Request for Comments(リクエスト フォー コメンツ、略称:RFC)はIETF(Internet Engineering Task Force)による技術仕様の保存、公開形式である。内容には特に制限はないが、プロトコルやファイルフォーマットが主に扱われる。~ 中略 ~ 全てのRFCはインターネット上で公開されており、誰でも閲覧することができる。
Request for Comments – Wikipedia
簡単に言うと「ネット上のルールを決めて国際的な決まり事にしましょう。」というもので、
普段から皆さんがよく使うメールアドレスも決まり事の中に含まれているというわけです。
このルールに対して見合わないようなメールメールアドレスを作成すると「RFC違反」として様々なデメリットが発生してしまいます。
RFC違反のメールアドレスにすると…
- 空メール登録系のサイトに登録できない
- 相手が返信メールを送信できない
- PCメアドやサブアドの人からのメールが届かない、相手にエラーメールが行ってしまう
- お問合せや注文をしても相手が返事を送れないので、返答や入金先メールが来ない
などなど…
では、RFC違反のメールアドレスにはどんな問題があるのか?
RFC違反のメールアドレスであっても、携帯電話同士のメールのやりとりでは、あまり大きな問題は起こらないのかもしれません。
なぜなら携帯電話会社(=キャリア)が許してきたわけですので。
しかしパソコン⇔携帯、Webサーバー⇔携帯となると話は全然違ってきます。
パソコンやWebサーバーからRFC違反のメールアドレスへはメールが送信できない(エラー、失敗、送信拒否)ことがほとんどなんです。
どんなメールアドレスがRFC違反となるのか?
厳密なRFCの規定と実際の運用では違いがあることが多いので、ここでは最大公約数的なメールアドレスの規則を書きだしてみます。
メールアドレスに使える文字
- 半角英数字
- 記号は「 . 」(ピリオド、ドットともいう)「 – 」(ハイフン)「 _ 」(アンダーバー、アンダースコアともいう)の3種類のみ
上記3つ以外の記号もRFCでは使用可能になっているみたいですが、プロパイダ側で制限している場合や使用に条件が付く場合がほとんで、使わない方が無難、というか無用なトラブルを避けることができると思います。
メールアドレスでの記号の使い方
- メールアドレスの先頭に記号は使えない
- @の直前に記号は使えない
- 記号を連続して使えない
具体的には次のような記号の使い方がRFC違反となります。
メールアドレスの先頭の記号
- .abcdefg@example.ne.jp
- –abcdefg@example.ne.jp
- _abcdefg@example.ne.jp
@の直前の記号
- abcdefg.@example.ne.jp
- abcdefg–@example.ne.jp
- abcdefg_@example.ne.jp
連続した記号の使用
- abcd..efg@example.ne.jp
- abcd—efg@example.ne.jp
- a—bcd_____ef…g@example.ne.jp
他にもキャリアやプロパイダによってはメールアドレスの先頭に数字を使えないとか、0(ゼロ)は使えないといった制限がある場合も多いようです。
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